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三人のルーシィ!! 前編


リクエスト作品、今回はフェアリーテイルのルーシィ達による戦いです。

ルーシィ   ジェミニ 
        ルーシィ                   ジェミニルーシィ


エドラス
      エドラスルーシィ









その状況に観客達は驚きの声を上げるが、驚いたのはルーシィ達の方もであった。他の二人を見つめながら焦った表情を浮かべそこから一歩後ろに下がる。少しの間の後、最初に口を開いたのは髪を赤いリボンで結んだルーシィであった。


「な、なんでエドラスの私とジェミニが此処に居るのよ?! てかジェミニは何勝手に現界してるの!」

「えへへへ……」


アースランドのルーシィは大袈裟に腕を振りながらそう言った。その言葉に対して少し髪が短めのエドラスのルーシィはバツが悪そうに髪を掻き、ルーシィに変身したジェミニに至って悪びれたようも見せず、悪戯がバレてしまった子供の様に舌を出した。


「あたしはちょっとした事故でこっちに落ちちまってな……んで、行く所も無いんで日銭を稼ごうとこれに参加したんだ」

「あたしもこっちの世界を見てみたいなーと思って散歩してたら声掛けられたんだ。凄いお金を稼げるよって言われて」


どうやら二人共ルーシィと同じ様にこの企画のスカウトマンに甘い誘惑に乗せられてしまったらしく、参加したらしい。
エドラスの方はまだアースランドの自分に頼るのは悪いから、と理解出来る理由だが、ジェミニに関しては完全にルーシィの意思を無視した物であった。
本当ならここで強制閉門したいが、それだと観客から野次が飛ばされるだろう。ルーシィは自分の魔力が消耗するのを感じながらも、まぁこれくらいなら仕方ないと割り切った。


「なんでこんな事に……」

「まぁなっちまったもんは仕方ないだろ。割り切れ」

「そーそー、それよりも楽しもうよ」

「……あんた達は楽観的で良いわね」


頭を抱えながらルーシィは羨ましそうに言う。
実際の所知人にこんな企画に参加している事を知られた方がルーシィにはショックだった。ましてや相手は別世界の自分と自分に化けた星霊。ナツやグレイにバレるよりはマシかも知れないが、それでも複雑である。
更に言うなればこの企画、観客の見た目で分かる通り普通の見世物では無い。自分達はこれから自身の身体とテクニックを駆使して他の二人を肉体的にも精神的にも負かせないといけないのだ。所謂、性技勝負である。
最初ルーシィがこの企画を聞いた時も少し引いたが、それでも買った場合の賞金の額に目を奪われのこのこ参加してしまった。


「どっちにしろ、やるしか無いのよね……二人を倒して、私が賞金を貰う」


俯かせていた顔を上げてルーシィは覚悟を決めた。やらなければならないのだ、参加した以上。
最悪自分が使役してる星霊であるジェミニと手を組んでも良いかも知れないが、あの子の場合は賞金を独り占めする可能性がある。完全なる勝利でなければならないのだ。


「今回はこのそっくりさん三人でのバトルとなります! ではルールを説明致しましょう!」


選手が揃った所で司会の少女はルール説明を始めた。一応控え室でルールを聞かされたルーシィ達も念の為それに耳を傾ける。


「試合形式はバトルロイヤル! 一人が残るまで戦ってもらいます! パンチやキックと言った攻撃は無し、怪我したらヤですからね」


チッチッチッ、と指を振りながら司会の少女は注意した。
この試合はあくまでも性技勝負の為、相手に怪我を負わせるような攻撃は禁止されている。押し退けたり胸で圧迫したりは良いが、度が過ぎたものは注意が入るのだ。故にその辺りはしっかり注意しなければならない。


「選手の唯一の武器はエロテク! 自身の技で相手をイカせまくちゃってください!!!」


指をいかがわしく動かしながら司会の少女はウィンクをしてそう説明を閉めた。途端に観客達から歓声が上がる。試合も始まっていないのに会場は熱気に包まれていた。


「では……試合開始ィィイ!!」


司会の少女がそう叫ぶと同時にゴングが鳴った。すかさず三人のルーシィは距離を取ってまず警戒する。ジェミニはルーシィの記憶を頼りに完璧に動きを再現し、エドラスのルーシィも別世界の人間であるが中身はルーシィに変わりない為、三人は同じ行動を取る。
しばらくの間はじっと睨み合ったまま誰も動き出さなかった。誰かが仕掛けて来る事を警戒しているのだ。だが数秒後、痺れを切らしたように三人は同時に動き出し、正面からぶつかり合った。


「「「ふぅぅんッ!!!」」」


バチィィンと大きな音を立てて三人のたわわに実った胸同士がぶつかり合う。丁度他の二人と手を組み合い、三人は胸を押し付け合いながら力比べをした。ルーシィ同士である為にそこまで力の差は無い。更に一人が傾けば別の一人が攻めようとし、また別の一人がその隙が出来た一人を攻めようとする。勝負はほぼ互角。力の拮抗が続いた。


「「「んんぅ……こ、のぉ……!」」」


ルーシィ達は腕の力を加え、更に胸を押し付け合った。服越しではあるが擦れ合うように胸が触れ合い、身体に痺れるような感覚が伝わる。それに耐えながらも三人は相手を押し倒す為に脚にも力を入れた。ギリギリと激しい力がぶつかり合う音が響く。


(ん、く……やっぱり、互角……!)

(ちぃ……攻めきれねぇ……!)

(うんん……負けない……!)


中々攻めきれない事にルーシィ達は表情を歪める。アースランドのルーシィはやはり力が互角だと知り厳しそうな表情を浮かべ、エドラスのルーシィは中々押し勝てない事に苛立ちを覚え、ジェミニは二人の実力を感じながらも負けないと意気込む。
三人は更に身体を密着させて胸が潰れ合うくらいに押し合った。脚を交差させて一つになるように身体を密着させる。顔を真っ赤にし、ルーシィ達は力一杯胸を押し付けた。次の瞬間。


「「「んはッ……!!」」」


弾かれたように三人は後ろに飛び、胸を大きく揺らしながら距離を取った。
肩を揺らしながら息を荒くし、頬に伝った汗を腕で拭う。たった一度の衝突でもかなりの体力を使った。三人の表情に陰が入る。


「はぁ……はぁ……やるわね!」

「ふぅ……ふぅ……フン、この程度で私がやられるかよ」

「ん、はぁ……あたしだって、まだまだやれるよ!」


姿勢を整えてルーシィは力強くそう言った。エドラスのルーシィも笑みを浮かべながら言葉を返し、ジェミニもぴょんと跳ねながら元気良くそう言い放った。
ルーシィ達による戦いが始まった。全く同じ容姿をした三人の人間による戦い。その激しさは更にエスカレートして行く。

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