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ある双子の戦い!! ①



アーマードコア早く新作出てくれないかなぁ。
ロボゲー好きなんでやりたいんですよね。まぁ難易度高すぎてラスボス倒せないんですけど……

という訳で今回はリクエスト作品、久々の双子のバトルです。

決着アリの壮絶な戦いが始まります。










双子とは、極端に仲が良いか、極端に仲が悪いかの二つのパターンがある。
ある家に住む双子の加奈と里奈も例によってそのいずれからのパターンに当てはまっていた。


「ねぇ加奈、あんたまた私のフリして私の彼氏と喋ってたでしょ?」

「だって向こうが間違えて話しかけて来るんだもん。正直に言ったって気まずいだけだし、面倒だから別に良いでしょ?」


ソファで寝転がりながら漫画を読んでいる里奈に対して歩み寄ってきた加奈がそう問い詰める。どちらも可愛らしい瓜二つな容姿に綺麗な黒髪を肩まで垂らし、白い肌に程良く育った胸をしている少女達。全く同じ顔をした二人が視線を合わせ、ギスギスとした会話を交わす。


「だからって色々と変な事言わないでよ。こっちが話合わせなくちゃいけないんだから」

「良いんじゃ無い?それで。どうせ私達の判別もつかない人なんだしさ」


加奈はくどくどと文句を言うが里奈は一切気にしていない素振りだった。脚をプラプラと動かしながら漫画のページをめくり、適当な返事を返す。その態度が気に入らなく、加奈は小さく舌打ちをした。
だが彼女の言う事も一理ある。かれこれ三か月は付き合っているのに加奈の彼氏は未だ加奈と里奈を見分ける事が出来ないのだ。よく見ればある程度の違いはあるのだからいい加減判別付くようになって欲しい。それが加奈の本音だった。だがそれを認めてしまうと里奈が調子に乗ってしまう為、彼女は敢えて何も言わなかった。


「てかお母さんは?さっきから見当たらないけど……」

「出掛けたよ。ママ友とお茶会だから夜遅くなるってさ」

「え、聞いてないし……夜ご飯どうすれば良いのよ」

「カップ麺とかで良いんじゃ無いー?」


ふと自分達の母親が見当たらない事に気が付いた加奈がそう尋ねると、相変わらず漫画を読みながら適当な返事で里奈が答えた。そのいい加減で里奈らしい所に加奈は呆れてため息を吐く。
まぁいつもの事だ。加奈はそう呟きながら肩を落とす。彼女達の母親はよく家を留守にする事が多い。父親も夜遅くまで仕事をしている為、基本家に居るのは加奈と里奈だけであった。だから双子で色々と頑張らなければいけないのだ。仲は非常に悪いが。


「はー、ほんと里奈とは性が合わないわね……双子なのに」


自分の部屋に戻った後クッションに顔を埋めながら加奈はそうぼやいた。
別に仲良くなりたい訳では無い。だがそれでも普通の姉妹のように会話はしたい。昔は仲が良かった記憶があるのだが……双子なのにどうしてこんなに反りが合わないのだろうと、仰向けになりながら加奈は考えた。


「ん、……あれ?何でこんな所に私の下着が……」


ふと寝返りを打つを加奈の視界に身に覚えがある物が映った。箪笥と床の隙間の部分に自身の下着が落ちていたのだ。奇妙に思って加奈は身体を起こしてそれを拾う。
自分が服の整理をしている時に落としてしまったのだろうか?だが床に落とすならともかく箪笥の床の隙間に入り込むような事があるのだろうか?加奈は疑問に思って首を傾げる。


「…………?」


考えても答えは出ない。単純に足で蹴って隙間に入ってしまったのかも知れないし、風に吹かれて移動したのかも知れない。だが加奈はまだ何か疑問を感じた。温もりがあるのだ、下着に。履いていた感触では無くまるで誰かがずっと握っていたような感触……何か、おかしい。加奈は疑問に思いながら立ち上がって下着を見つめた。


「加奈ー、カップ麺シーフードと醤油しか無いけどどっちに……あっ」

「……里奈、あんた私の部屋で何かした?」


ノックオンが聞こえて部屋に里奈が入って来た。どうやら夕飯の事で話をしに来たらしい。しかし里奈は加奈が下着を持って箪笥の前に立っているのを見て石になったように固まってしまった。これは何かあると踏んだ加奈は目つきを細くして里奈に尋ねる。


「は?いや、別に何もしてないし……」

「嘘付いて無いでしょうね?悪戯とかしたんじゃ無いの。私の下着が箪笥の下に落ちてたんだけど……」

「だから、知らないって!!」


当然だが里奈は何も知らないと言い張る。だがそのよそよそしい態度に怪しさを感じた加奈は更に深く尋ねた。持っていた下着を見せつけて核心を突くように言葉を突き刺す。いよいよ里奈は大声を上げて否定をするが、その頬は少し赤くなっていた。


「「…………」」


しばし二人の間に沈黙が訪れる。全く同じ容姿をした二人が視線を合わせ、何かを探るように見つめ合っている。加奈は疑うように、里奈は何かを隠すように、その表情には若干の差が見られる。


「私、醤油味食べるから……」

「ん……じゃぁ私はシーフードで良いや……」


数秒後、諦めたようにため息を吐くと加奈がそう言いだした。手に持っていた下着を箪笥に戻し、里奈も安堵したように肩を落とす。それから二人は気まずさから何も喋らず夕食を食べ、別々に風呂に入って自室に戻った。
ベッドに入っても寝付けない加奈はゴロゴロと何度も寝返りを打ちながら今日の事を考える。


(里奈のあの態度何だったんだろう……気になるな)


あの時の里奈は明らかに何かを隠しているようだった。だが一体何を?もしも下着が落ちていた原因が里奈だとしたら、それは何を以てしてそんな事をしたのだろうか?下着を奪って何か悪戯でもするつもりだったのだろうか?だが里奈の性格からだとそんな遠回しな嫌がらせをするとは考えられない。里奈なら正面からズバリと言って来るはずだ。加奈はそう考えるが、やっぱり答えを導き出せず、疲れたように髪を掻いた。


(まぁ、いっか……)


段々と眠気を感じて加奈は考え事がどうでもよくなり、少しずつ意識を微睡の中へと手放して行った。また明日になったら里奈と色々喧嘩してしまうかも知れない。そんな不安を抱きながら彼女は眠りに付く。

微睡の中で加奈は夢を見ていた。桃色の奇妙な空間でベッドに座っているのだ。パジャマ姿、寝ていた時の恰好だ。不思議と気分は心地良く、安心している。そんな加奈の目の前には同じくパジャマ姿の里奈が座っていた。前かがみになって手をベッドに付いており、見せつけるかのよに顔をこちらに近づけている。


「お姉ちゃん……」


里奈は優しい笑みを浮かべながらそう言った。里奈が自分の事を「お姉ちゃん」などと呼ぶのは何年振りだろうか。昔はよくそう呼ばれていたが、段々と成長するに連れて名前呼びになっていた。そんな事を考えながら頭が呆然としている加奈は身体が勝手に動き、少しずつ里奈と顔を近づけていく。そして鼻先が触れ合うまでの距離になると、お互いの唇をそっと重ね合わせた。


「「んっ……」」


夢の中なのに随分と本物っぽい感触がした。柔らかい唇同士が触れ合い、甘い味がする。そのまま二人は唇を交り合わせ、互いの物を味わうように顔を左右にズラしながらキスし合った。


「「ちゅぷ……ん、ふっ……ちゅ」」


唇を重ね合わせながら加奈がふと目を開くと里奈と視線があった。どちらも何も語らず、そのまま見つめ合いながら舌を絡み合わせ、濃厚なキスを交わす。気づけば二人共キスの虜になり、身体が熱くなっていくのを感じた。
そして二人は唇を離すと視線を下に向け、その場所に手を伸ばして行った。心臓の鼓動が高鳴るのを感じる。身体の熱がより一層熱くなる。だがその時、加奈は衝撃を受けたように目を覚まし、現実に引き戻されるとベッドから飛び起きた。


「……ッ!!」


朝、先程まで見ていたのは夢。その事を認識して加奈は思わず自分の唇に手を置く。夢の中での感触が錯覚のように残っており、僅かに頭痛がした。


「……ッ、な、なんて……あんな夢を……」


冷や汗を掻きながら加奈は信じられないと呟いて顔を俯かせた。いくら夢と言えど双子の妹とあんな事をする夢を見るなんてあり得ない。あんな事は夢でも絶対にあってはならない。何故あんな夢を見てしまったのかと疑問に思いながら加奈は疲れ切ったようにベッドに崩れ落ちた。


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何て言うか! これはCatfightというよりユリ作品にとても似合うんですね! 実は私はユリを楽しんでいたことが10年が過ぎたためもっとどきどきします! 姉妹ユリ!

Re: 

logcfさん、コメント有難う御座います。
今回はちょっと百合が多めの作品になってます。もちろんバトル要素も居れますので、2にご期待ください。

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