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ある双子の戦い!! ③



双子の戦い決着編です。

ついに衝突してしまった双子達はそれぞれの想いを確かめ合う為、戦いへと……









里奈の初恋の相手は呪うべきか悲しむべきか、奇しくも双子の姉加奈だった。
切っ掛けが何だったかは最早思い出せない。けれども幼い頃から明るくて元気があり、皆を引っ張る力を持っていた加奈は里奈にとって憧れの存在だった。故に彼女は姉の傍に居たいと願った。一緒に居たい、隣に寄り添いたい。そう思っている内にいつしかそれは恋心と変わり、複雑な気持ちを抱くようになった。
女同士であり、家族でもある、そんな相手を好きになった所で願いが成就する訳が無い。そんな事は分かっており、里奈は加奈への気持ちを何とか諦めようとした。遠ざかって、口をきかないようにして何とか想いを取り除こうとした。だが、やはり無理だった。里奈は自身の心に抗う事は出来なかった。


「……--ッ、雨か」


家の放心状態だった里奈は気持ちを落ち着かせる為に一度家から出た。姉と同じ場所に居たら自分が何をするか分からなかったからだ。
何故あの時自分はキスをされたのだろう?気持ちを気づかれたのか、それでからかわれたのだろうか?だとしたら自分は今後どんな顔をして加奈の事を見れば良いのか。そんな事を考えている内に里奈は自分の頭に当たった冷たい物に気が付き、真上を見上げた。いつのまにか空は曇り空になっており、雨が降って来ていた。雨に打たれながら里奈は小さくため息を吐く。
今はとりあえず家に帰ろう。このまま傘も差さずに雨に打たれていたら風邪を引いてしまう。そう思って里奈は駆け足で家へと戻る。よく見た扉が今は重々しく感じられ、実際開けてみたらいつもよりも重い気がした。


「……ただいま」


家の中に入った後、一応そうただいまと言葉を呟く。当然返事は無い。逆に返事があった方が困る。里奈は服に付いた雨粒をある程度で玄関で払うとシャワーを浴びようと考えて浴室へと向かった。さっさと服を脱ぎ、シャワーを浴びる準備をする。結構身体が冷えていた。里奈は身震いしながら浴室の扉を開けて中へ入った。


「え、ちょっ……里奈?」

「ッ……お姉ちゃん!?」


驚くべき事にお風呂の中に加奈が居た。全く気が付かず、里奈は驚いてその場で転びそうになる。シャワーの音がしなかったからてっきり部屋に居ると思ったのだ。里奈は女同士であり、家族なのだから目を背ける必要など無いはずなのに顔をズラしてしまった。


「ご、ごめん……すぐ出るから」


すぐに里奈は浴室から出ようとする。姉の白い肌を見てしまい、何故か心臓がドクンドクンと力強く脈打っていた。
ただでさえ気まずい状況なのだからこれ以上顔を合わせるのは最早拷問である。里奈は逃げるように浴室の扉を開けるが、加奈は声を掛けてそれを制止した。


「いや、良いよ……あんたも入りなさいよ。外雨だったんでしょ?」

「え……でも……」

「風邪引かれても困るし……良いからさっさとシャワー浴びなさいって」


まさか向こうから言って来るとは思わず里奈は戸惑いを覚える。だが直後に可愛らしいくしゃみをしてしまい、加奈に軽く笑われた。仕方なしに里奈はシャワーを浴び、加奈の入っているお風呂へと入った。狭い訳では無いが、二人共妙に距離を開けてしまう。姿勢は体育座りだった。


「さっきはごめんね……私、疲れたんだよ。眠くてさ」

「…………」


しばらくの間お互い無言でお湯に浸かっていると加奈がそう喋り始めた。さっき、つまりキスの事か、と里奈は悟る。あれが疲れてて起こった事と言うのなら本当に偶然だったのだろうか?そう思うと里奈は何故か自分が落ち込んでいる事に気が付いた。


「加奈にとっては、女同士でキスする事も遊び……?」

「え?」


ついそんな事を言ってしまう。怒りを覚えたのだ。先程の行為を疲れていたからで済ませてします姉に。自分がしたくてずっと耐えてきた事を、疲れを理由にしてしまう彼女に。


「…………ッ」


気が付けば里奈は身体を近づけて加奈へと顔を寄せていた。お互いの鼻先が触れ合うくらいまで密着し、加奈は何をしているのかと驚いて固まっている。そのまま里奈は躊躇いを感じつつも我慢を抑える事は出来ず、彼女の唇を強引に奪った。乱暴で、相手の事など気にしない自分が満足する為だけの強引なキス。二人の間から籠った声が零れた。


「「んんっ……んぅ!」」


何が起きたか理解した加奈は目を点にして驚き戸惑う。風呂場の中で暴れ、水が外へ溢れた。加奈はすぐに手を里奈の肩に置いたが、逆に里奈がその手を取って加奈の動きを拘束した。バチャバチャとお風呂場で二人がぶつかり合う。すると唇同士も強く重なり、絡みはより深くなっていった。


「ぷはっ……私の気持ちもしらないくせに……っ」

「ん、はぁっ……里奈……?」


散々唇を絡ませ合った後、一度離して長い唾液の糸を引きながら里奈は顔を離した。加奈の顔は長い間ねっとりとした乱暴なキスを受けたせいで林檎のように赤くなっており、瞳も心なしかとろけているように見えた。
里奈は暑さを感じ取る。風呂場の中でただでさえ熱い湯の中に浸かっているのだ、当然だ。けれど里奈はもう止まる事が出来なかった。壁に手を当てて加奈を逃げられないようにするとまた顔を近づけ、唇を押し付けた。


「「んん……ッ!!」」


乱暴なキスをしながら里奈はお湯の中で手を動かして加奈の下半身をくすぐった。ビクンと肩を動かして加奈は驚いた顔をする。里奈が何をしようとしているのか分かり、すぐさま抵抗しようとしたが口を塞がれ、手で拘束されているせいで逃げ出す事は出来なかった。


「ッ……んぅ、里奈……っ!」

「ちゅ、ぷっ……ん、加奈が悪いんだよ。私にキスなんかするから……!」

「それは……悪かったって言ってるでしょ……ああっ!」

「そういう問題じゃ無い!」


里奈の伸ばした手は加奈の秘所に当たり、里奈は構わずそこを指で弄る。他人に触られた事の無い場所を弄られ、加奈の口からは普段からは考えられない程高い声が零れた。その声を聞いて里奈は思わず可愛いと思ってしまい、額から汗を垂らしながら頬を赤く染める。


「……く、そっちがその気になら……!」


このままでは不味いと感じた加奈は自分だってと言わんばかりに里奈の秘所に手を伸ばした。水の中で動かしずらい身体が密着しているのですぐに目的の場所には付き、里奈の秘所を指でなぞる。まさか反撃して来ると思っていなかった里奈はひゃんと可愛らしい声を漏らして肩を上下に震わせた。お湯が溢れ、風呂場で壮絶な戦いが始まる。


「「はぁ……はぁ……はぁっ……はぁっ!」」


身体を向かい合わせ、軽く睨み合いながら二人は互いの秘所を指で弄った。音はお湯の中のせいで聞こえないが腕を動かす音で激しさが伝わってくる。双子の勝負は互角で、同時に苦しみ、喘ぎ声を漏らした。


「あぐっ……くっ! んんぅっ、あっ……!」

「あうっ、んっ! ……はっ、ひぁ……!」


ピチャピチャとお湯は音を立て、二人の指はふやけ切っていた。それでも愛撫を止めず、二人は額を押し当てて苦しそうに吐息を漏らした。お互いの息が掛かり合い、恨めしそうに、愛おしそうに熱い視線を交り合わせる。お湯の中で僅かであるが腰が揺れ、苦しそうに脚をバタつかせていた。
密着させて胸を重ね合わせ、身体全体を絡み合わせながら二人は愛撫を続ける。最早なんの為にこんな事をしているのかも忘れ、辛そうに見つめ合うと唇を重ね合わせた。


「「んんんんんんんんんんんンンンンッッ……!!」」


その瞬間、二人は相手の口内で喘ぎ声を上げた。ビクビクと肩を震わせて大きく揺れ動き、風呂場のお湯がたくさん溢れ出る。ぎゅっと抱きしめ合い、二人はしばらくの間唇を合わせたままだった。だが剥がれるように里奈が唇を離し、ズルズルと肩までお湯に浸かって沈み込んだ。


「はぁ……はぁ……」

「っ……里奈……」


先に絶頂したのは妹の里奈の方だった。何故かは分からないが悔しそうに目に涙を浮かべている。本当なら今すぐにでも反撃したいのだろうが、お風呂場で激しく動いたせいで体力が尽き、ちっとも身体を動かす事が出来ずにいた。そんな里奈に歩み寄り、加奈は彼女の頬をそっと手で撫でる。


「里奈……あんた、私の事好きなんでしょ……?」

「…………そうだけど」

「何で不貞腐れるのよ……私も……里奈の事好きだよ……」

「……馬鹿姉……」


二人はそう言葉を交わすと何故か悔しそうな表情をした後笑い合った。そして今度はそっと顔を近づけ、優しいキスを交わした。相手を思い合う、お互いを感じ合う優しいキス。瞳を瞑りながら二人は一つになった。

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リクエストが多くてなかなか大変だと思いますが頑張ってください!

Re: 

コメント有難う御座います。
何とか全部書ききれるよう努めますのでどうか宜しくお願いします。

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