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クリスマスファイト


クリスマスなのでイベント物。

今回はエロ系じゃなくてファイト系です。
こういう系も少しずつ増えていくかも知れません。









 クリスマス。年間の行事の中で最も盛り上がるイベントの一つ。ある者はカップルでその夜を過ごしたり、ある者は友人達と集まって遊んだり、またある者は家族と過ごしたりするだろう。しかしそんな特別な日でも仕事をしなければならない者も居る。どうしてもお金が必要だったり、仕事を休めなかったり、理由は様々だ。そんな人達からすれば、街で仲良く歩いているカップルなどは目に毒であろう。丁度、彼女達のように。


「クリスマスケーキいかがですか~?今なら特別価格ですよー!」

「そこのカップルさんどうですか?クリスマスケーキ。お買い得ですよ~!」


 サンタのコスプレをした二人の女性。ミニスカに可愛らしいモフモフが付いたそのサンタのコスプレは中々の出来栄えであり、加えて二人とも豊満な胸を誇り、どちらも似たプロポーションで容姿は整っている。美人と称しても問題無いだろう。しかし残念ながら彼女達はこのクリスマスの夜を一緒に過ごす相手が居らず、更に貯金の方がピンチである事からこうしてクリスマスの夜にもバイトをしていた。サンタコスでの売り子。外は真冬で寒い為、当然ミニスカのサンタコスでは中々に応える。


(はぁ……最悪だわ。何でこんな寒い日にミニスカで売り子やんなくちゃいけないのよ……)

(寒いし、街のカップル達うざいし。見せつけないでよね……あ~あ。何で私こんな事してるんだろ)


 二人共表情は明るく振舞っているが、内心ではクリスマスの夜にこんなバイトをしなくてはいけない事に愚痴を零していた。お金の為とは言えど、流石に寒さと周りの幸せが自分達の身体と心を傷つけてくる。彼女達は自然とため息を零れてしまった。


(大体なんでこんな女と一緒なのよ。売り子なら私一人で十分でしょ。私の方が可愛いし)

(何で私よりブスな女が一緒の売り子なのよ。私より目立とうとしないでよね)


 そんな不満が溜まっているからだろうが、二人は自分の隣に居る仕事仲間の女に対して敵意を向けるようになった。バチリと二人の重なった視線が音を立てる。


「ふん……お兄さんお姉さん! クリスマスケーキはいかがですか~?」

「ふん……お買い得ですよー! 今なら特別価格!」


 一度は睨み合うもすぐに二人は視線を外して呼びかけに専念する。ただでさえ寒いのだ、こんな仕事はさっさと終えたい。そんな気持ちから二人は寒さを紛らわせるように大声を上げて売り子を続けた。


「ん……」

「く……」


 ふと二人の身体に異変が起こる。寒さで自然と温もりを求めてしまったのか、近づき合ってお互いのお尻同士がぶつかってしまったのだ。突然の出来事に二人は思わず声を漏らしてしまう。


(ちょっと、お尻当たってるんだけど……)

(そっちが当てて来たんでしょ。邪魔なのよ。退いて)


 本来ならほんのちょっとしたアクシデントで済むはずの事なのだが、二人共不機嫌な状態だった為、中々引かない。加えて二人はたくさんのケーキの箱が並んだテーブルの後ろに居る為、道行く人からは二人のお尻がぶつかってるのが見えなかった。それを良い事に二人はお尻を無理やり押し付け合う。ミニスカが擦れ、程良い弾力が返ってくる。

 
(この……生意気!)

(いい加減にしてよ……んっ!)


 グイっと思わず二人は重いきりお尻同士を当てる。パチンと音が鳴ったが、周りにはそれは聞こえなかった。しかし二人ともビクンと肩を震わせて反応を露わにしており、忌々しそうに相手の事を睨みつけた。そこからは泥沼で、二人は周りに異変を感じ取られないように最小限の動きで互いのお尻を何度もぶつけ合わせた。


「んっ……くっ……」

「ッぁ……んくっ……」

(このっ……何で引かないのよこの女……あんたのお尻なんか私ので潰してやる……!)

(うっとおしいわね……んっ、この! 私に敵うとでも思ってるの?)


 中々引かない相手に苛立ち、二人は強くお尻をぶつけ合わせた。バチンと音が鳴り、二人も一瞬怯む。しかしすぐに闘志の付いた瞳をして睨み合い、テーブルに手を置きながら腰を引いてまた強く打ち付け合った。


「このっ……んっ、く……デカ尻……っ!」

「んっ、邪魔……んぐ……ブス女……っ!」


 二人共一向に引こうとしない。ミニスカ越しに何度もお尻をぶつけ合っている内に時折ピンポイントに気持ち良い所に当たり、声が漏れてしまう事もあった。外が寒いせいで暖かくなる感覚も心地よさを感じる。二人の頬はほんのりと赤くなっていた。


(ッ……何で、お尻をぶつけ合ってるのに……なんか……)

(さ、寒いから?……なんか、気持ち……んっ!)

 
 吐息と共に時折甘い声も零れる。嫌いな相手としているというのに、何故か感じてしまう。心の中では嫌がっているのに、身体は互いの熱を求めあっていた。


「「んんっ……」」


 認めたく無くてもお尻をぶつけ合わせると声が漏れてしまう。今度はハッキリと、相手に聞こえるくらいの声が漏れた。思わず相手の事を睨んで、信じられないという表情を浮かべる。


(まさか、この女感じてるの?この、変態女……っ!)

(お尻同士ぶつけ合わせて感じるなんて、変態……!)


 自分の事は棚上げして二人は相手の事を罵りながら先程よりも強くお尻をぶつけ合わせた。ミニスカがめくれ、パンツ越しに直接お尻がぶつかり合う。柔らかい感触と生暖かい感覚が伝わり、二人は思わず腰を曲げてしまう。


「はぁ……はぁ……んくっ、ッ……ぅぅ……!」

「ふぅ……あっ……ぐ……ぁんッ……!」


 自分が感じている事は棚に上げて何度もお尻をぶつけ合う。目は涙目になり、何とか通行人達に気づかれないようにしているが、それでも限界がある。二人は唇を強く噛み締め、何とか声だけは抑えようとした。
 下半身に熱が溜まり、疼き始める。脚をモジモジと動かしながら二人は切なそうな顔をした。ついつい手が相手の下半身の方へと伸びていく。だがその時、お店の扉が開いた。


「二人共―、今日はもう上がって良いよー」

「えっ……あ、はいッ……!」

「ん、ぁっ……わ、分かりましたー!」


 店長にもう上がって良いと声を掛けられ、二人は慌てて身体を離して何事も無かったように振舞った。しかし頬はまだ赤く、熱は冷めていない。二人はドキドキと心臓を高鳴らせながら店の更衣室の方へと向かった。

 二人共気まずい空気のまま更衣室に入る。事故だったとは言えお尻をぶつけ合い、感じてしまったのだ。しっかりと声も漏れてしまった。お互いに恥ずかしくて顔を真っ赤にし、忌々しそうに相手の事を睨む。何故自分がこんな女と、と完全に自分の事を棚上げいて八つ当たりに近い形で相手の事を恨んだ。


「変態女。まさかあんたがそんな趣味だったとは思わなかったわ」

「そっちこそ。お尻で感じるなんてとんだ変態ね」

「それはあんたでしょ」

「あんたよ」


 互いに罵倒し合う。そこからはもう更衣室である事からやりたい放題だった。どちらも同時に相手に掴み掛かり、髪を引っ張ったり、服を引っ張ったりと取っ組み合いを始めた。サンタコスのままの露出がただでさえ多い服の為、少し引っ張れば簡単に服がはだけた。それでも構わず二人は暴れる。


「んっ! ……く!」

「くっ……んぅ!!」


 ゴツンと額同士がぶつかる。二人はその場に尻もちを付き、痛そうに目に涙を浮かべながら更に相手に掴み掛かった。胸も半分はだけ、ミニスカも外れ掛かる。あられもない姿になりながら二人は腕を交差してぶつかり合った。


「調子こかないで……っ!」

「そっちこそ……!!」


 同時に相手の頬を叩き、二人は怯む。しかしすぐさまもう片方の手で同時に叩き、頬が赤くなる。負けじと掴み掛かるが、狭い更衣室の為、ロッカーに頭をぶつけながらガシャガシャと音を立てる。


「ふっ……んぐっ、くぅ……!」

「んっ、この! ……ッあ」


 段々と手は拳を作り、相手の頬を殴りつける。鈍い音が響きながらも二人は引かず、真正面から殴り合った。痛い思いをしながらもプライドから引く事が出来ない。気づけば二人の目からは涙が流れていた。


「はぁっ……はぁっ……似合って無いのよ。あんたのサンタのコスプレ!!」

「ぐっ……はー……はー……あんただって、ミニスカ似合ってないわよ!!」


 蔑む言葉を飛ばしながら二人は脚を交差させて密着しながら相手のお腹を殴った。ぎゅるりとお腹の中の物が回るような感覚に、思わず唾と息を口から吐き出す。口からよだれを垂らしながら、二人は相手の事を強く睨みつけて鼻先をぶつけた。


「げほっ……この、ブサイクぁぁぁぁ……!!」

「ブス女……えほっ……うざったらしいのよぉぉぉ!!」


 バキィ、と同時に拳を振るう。顔面に直撃し、二人の鼻から血が流れた。口の中からも鉄の味がする。フラリと身体が傾きながらも、二人は最後の力を振り絞って思い切り脚を振り上げた。それはお互いの股間に直撃し、二人は悲鳴を上げる。


「ああああああああああああああぁぁぁぁ……ッ!!?」

「いぁぁぁぁああああああああああああああ……ッ!!?」


 ガクガクと肩を震わせ、二人は白目を向く。同時にその場に倒れ込み、眠る様に気絶してしまった。それは二人は様子を見に来た店長が見つけるまで気絶しており、その惨状を見た店長悲鳴を上げてそのお店はちょっとした騒ぎとなってしまった。
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凄まじいクリスマスになりましたね笑
そしてまさか聖夜に更新があるとは!ふて寝してなくてよかったです。

 

メリークリスマスです! 私も小説で回答いたしたいのですが外国語で読みてる不便さがあるとと思って下手に送って差し上げられませんね。 いつもよく読んでいます!

Re: 

> 凄まじいクリスマスになりましたね笑そしてまさか聖夜に更新があるとは!ふて寝してなくてよかったです。
閲覧有難う御座います。せっかくのイベント物なので更新してみました。
よいお年を。


> メリークリスマスです! 私も小説で回答いたしたいのですが外国語で読みてる不便さがあるとと思って下手に送って差し上げられませんね。 いつもよく読んでいます!
logcfさん、コメント有難う御座います。お気に無さらずどんどんコメントしてくれたら嬉しいです。
これからも宜しくお願いします。

 

クリスマスネタ楽しみにしてました!
今回はファイト多めでしたね…
「クリスマスの妖精」とは
趣向が違う話でしたが、これはこれで
全然アリでした。面白かったです!
モンハンの新しい組み合わせや
ラジオ放送ファイトの3話も楽しみにしています!

 

うーむ、この二人、クリスマス後もライバル関係を続けそうだ...
あと由理と玲のクリスマスをいつか見てみたいです!(でも二人が一緒に居る時はいつも夏だったよーな...)
でも二人が離れ離れになってる時の様子も気になるかも...!

Re: 

> クリスマスネタ楽しみにしてました!今回はファイト多めでしたね。「クリスマスの妖精」とは趣向が違う話でしたが、これはこれで全然アリでした。面白かったです!モンハンの新しい組み合わせやラジオ放送ファイトの3話も楽しみにしています!

レズ好きさん、コメント有難う御座います。
久々のイベント物です。ほかの作品やリクエストも少しずつ更新するので、次回もどうか宜しくお願いします。


> うーむ、この二人、クリスマス後もライバル関係を続けそうだ...あと由理と玲のクリスマスをいつか見てみたいです!(でも二人が一緒に居る時はいつも夏だったよーな...)でも二人が離れ離れになってる時の様子も気になるかも...!

774さん、コメント有難う御座います。
かなり強烈な関係になりましたね。従姉妹シリーズもまた書きたいです。次は大学辺りか、外伝みたいのになるかもです。

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