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GOD EATER アリサVSカノン 難易度1

お久しぶりです、白金です。
前回「ワンピースVSフェアリーテイル」を書くとか良いながらちょっと別のを書いちゃいました。申し訳ございません。

今回は「ゴッドイーター」です。
新型のアリサと誤射姫のカノン。その二人の戦いです。

アリサ


カノン


     


予定とは違いますが、宜しくお願いします。


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西暦2072年、極東支部。

難易度7「ゴールド・コースト」。
この日、アリサは素材集めの為にグボロ・グボロ黄金の討伐に向かっていた。
メンバーはアリサ、コウタ、リーダー(隊長)、そしてカノンだった。それを聞いただけでアリサは出撃前から嫌な予感がしていた。そして見事その予感は命中した。
ミッションから帰った後、アリサ達はボロボロになって帰って来たのだ。

「お、おかえりなさい……」

ボロボロになって帰って来たアリサ達を見て、ミッションカウンターに居たヒバリは心配そうに声を掛ける。アリサ達はなんとか返事をしてヒバリを安心させるが、フラフラになりながら歩き、立ち止まる度に膝に手を置いて疲れている姿を見ると、どう考えても大丈夫じゃなかった。
普段は元気で元気過ぎるくらい元気なコウタも押し黙る程、顔色は皆暗かった。

「大丈夫ですか?」
「うん……まぁ、なんとか」

近寄って心配そうに質問して来るヒバリに、コウタはなんとか笑顔を作ってみせた。
しかし足は震え、顔の笑顔はひくつっている。どう考えても嘘だった。アリサも何事も無いように立っているが、その足は子鹿のように震えていた。

「おかしいですね、グボロ・グボロはそこまで強敵では無かったはずなんですが……」
「う、うん、まぁ確かにグボロ・グボロはそこまで強くなかったんだけど……仲間のね」

横目でチラリとある人物を見ながらコウタは言葉を止めた。
周りの皆もそれに釣られてコウタの見る方向に目を向ける、そしてその人物を見て、ヒバリはああ、と納得したような顔をし、同時に呆れたようなため息を吐いた。
リーダーとアリサも同じように肩を落としながらその人物を見る。その人物は丁度ゲートから戻って来た所で、エントランスに着くと笑顔でこちらに歩み寄って来た。

「皆さん!今日私、誤射が少なかった気がします!!」
「カノンちゃんの誤射がひどいんだよ……」

笑顔でエントランスに現れた人物、それはカノンだった。
両手の手の平を合わせながら今回のミッションの成績に嬉しそうな顔をする。しかしそれとは対極に周りの皆はさらに落ち込んだ顔をした。
何故なら、今回のミッションで苦戦した原因がカノンだからだ。

「あれー?どうしたんですか皆さん?凄い疲れた顔してますよ?」
「だから君の誤射が……って、言っても意味無いかー……」
「?なんかよく分かりませんけど、皆さんおつかれ様でした!私部屋に戻りますね!」

そう言うとカノンは笑顔を向けたままエレベーターへと歩き去って行った。
カノンが居なくなると同時に四人は深くため息を吐き、肩を落とした。

「毎度思うんですけど、何でカノンさんってあんな誤射が酷いんですか?」
「うーん、俺ってあんまカノンちゃんとミッション行った事が無いからなー……リーダーの方が詳しいんじゃないの?」
「…………」

アリサとコウタが疑問の顔をリーダーに向けると、リーダーは困ったような顔をした。
そもそもアリサとコウタはカノンの誤射が酷い事は知っていた。だがその原因が分からなかった。だからリーダーに聞いてみたのだが、何故か困ったような顔をしている。それに二人は疑問を思い、首を傾げた。
すると横に居たヒバリが慌てたように口を開いた。

「その、カノンさんはミッション中になるとテンションが上がるというか、性格が変わるというか……普段よりもかなり大胆な行動をするようになるんですよ」

ヒバリの説明に、リーダーもコクコクと頷く。
どうやらリーダーとヒバリもカノンの誤射には困っているらしく、毎度頭を悩ませているらしい。
簡単に説明すると、カノンはミッション中になると性格が激変し、後衛であるのにも関わらず前衛でアラガミを滅多撃ちにするのだ。さらに神機がブラストのせいで周りの皆も被害を喰らう。これが誤射の原因だった。

「うーん、どうしたら治るんですかね……」
「こればっかりは本人が意識するしか無いよなー」

結局解決策は見つからず、四人は解散する事になった。
部屋に戻ったアリサはとりあえず素材の確認をするが、自分が必要とする素材の量には達していなかった。本来ならもっと集められるはずだったのだが、それもカノンの誤射のせいで機会を逃してしまったのだ。
アリサは仕方ないとため息を吐くと、また明日ミッションに行く事にした。
ーーそして事件は次の日に起こった。
昨日予定した通り、アリサは素材集めの為にミッションを受けていた。そして丁度暇を持て余していたカノンがアリサのミッションに参加してきた。アリサも断るわけには行かず、仕方なく同行を許可した。
そしてミッションから帰ると案の定、アリサはボロボロになって帰って来た。

「もう、何なんですか貴方はーー!!??」

とうとう堪忍袋の尾が切れたアリサはアナグラに戻るとカノンに向かってそう叫んだ。
元々アリサは自分の素材集めの為にミッションを受けていた為、カノンの誤射のせいでソレを邪魔されるのがとても嫌だったのだ。一日目はまだ良かった。だが二日目となり、さらにまたもや誤射となると、いよいよアリサは我慢する事が出来なくなっていた。

「え、え!?な、何ですかアリサさん!?」
「だから!貴方のその誤射は何なんですか!?私ミッション中に何回貴方に撃たれたと思ってるんです!?」
「え、えと……3回?」
「14回です!ミッション中に14回ですよ!?どういう神経してるんですか!?」

ガミガミとまるで母親のようにカノンを叱るアリサ。
先輩であるにも関わらず頭をぺこぺこと下げるカノン。
実にシュールな光景であった。

「そもそも貴方は!射線上に入るなとか言いますけど!補食してる最中に撃ったらそりゃ当たるに決まっているでしょう!!もっとタイミングを考えてくださいよ!!」
「う、うぅ……」

指差ししながらアリサは何度もカノンを叱った。
次第にカノンは涙目になり、肩をぶるぶると振るわせ始めた。しかし興奮しているせいかアリサはその事には気がつかず、さらにお叱りはヒートアップしていった。

「ーーっ、ア、アリサさんだって!大型のアラガミに問答無用に突っ込んでやられてるじゃないですか!?毎度リンクエンドする私の事も考えてくださいよ!」
「なっ……!?」

いきなりのカノンからの反論に一瞬アリサは固まった。
そしてカノンの言っている事も事実なので赤面し、悔しそうに歯ぎしりをした。
二人はしばらく黙って相手を睨むと、火花を散らした。

「大体貴方は立ち回りがおかしんですよ!アラガミにべったりくっ付いて!」
「アリサさんこそ!アラガミ補食しようとしてバリバリ返り討ちに遭ってるじゃないですか!」

いつまで立っても二人の口論は終わらず、段々と二人は近づき合い始めた。
顔をじろじろと見てまるで威嚇するように相手を睨む。しかし二人は一切引かず、さらに距離を詰め合い始じめた。気がつけば二人の胸があと少しで触れるぐらいまでになっている。

「ちょっと、近いんですけど!」
「そっちが近づいてるんですよ!離れてください!」

そうは言い合うが二人は一歩も引かない。
日頃戦場で命を掛けているせいか、二人は決して逃げようとしなかった。
二人はさらに近づき合い、とうとう胸同士が重なり合い、相手の胸を潰そうと張り合い始めた。

「ちょ……胸が合ってるんですけど、何なんですか貴方!?」
「そっちこそ何なんですか!離れてくださいよ!!」

脚を踏ん張って二人はお互いの胸を押し付け合う。
グニグニと音を立てながらやわらかい胸は形を変えてぶつかり合う。
アリサとカノンは胸の大きさでは自信を持っており、ツバキには負けるが極東では誇れるくらいの大きさの胸を持っていた。
だからこそ、二人は引けなかった。散々邪魔され、罵った相手に自分の何かが負けるというのが、許せないのだ。それが女の複雑なプライドだった。

「んん〜!潰れちゃいなさいそんな胸!!」
「んぅぅ!そっちが潰れてください!!」

決して腕は使わず、胸だけで二人は相手の胸を潰そうとした。
しかしいつまでたっても勝敗は決しず、段々二人は疲れ始め、息を荒げ始めていた。元々ミッションが終わったばかりなので、体力が少なかったのだ。

「良い加減に、してくださいよ!」
「それは、こっちの台詞です!」

いい加減決着を付けたい二人はいよいよ手を使おうと腕を広げた。ーーその時だった、その二人の間に入り込み、無理矢理離させた人物が居た。

「ちょっと二人共ストップ!ストップ!」

それはコウタだった。
先程からコウタはエントランスのベンチで座って二人の様子を見ていたのだ。最初はただの口喧嘩だから大丈夫だと思っていたが、段々二人の喧嘩がヒートアップしてるのに気がつき、慌てて止めに入ったのだ。

「はぁ、はぁ……邪魔しないでくださいコウタ!」
「コ、コウタさん!私は悪くないんです、アリサさんが!」
「だから二人共一旦ストップだって!」

止めてもすぐさま口喧嘩を始めようとする二人を無理矢理黙らせ、コウタはふうとひとまず息を吐いた。コウタはアリサの性格を知っており、喧嘩になる理由はよく理解していた。そしてカノンもまだちょっとしかミッションは一緒にしていなが、それでも引けないという事は分かっていた。

「二人共さ、俺達はゴッドイーターで仲間なんだぜ?もっと助け合おうよ、欠点があるならそれを補う様、お互いフォローし合ってさ、もっと前向きに考えようぜ」

両手を上下に振りながらなんとかコウタは二人を説得するが、二人共ちっとも納得したような顔はせず、ずっと不機嫌そうな顔をしていた。
コウタが説得してる間も二人は睨み合い、火花を散らしていた。

「とにかく、今日は二人共部屋に戻って、アリサはこの事リーダーに報告しておくから」
「……分かりました、失礼します」

そう言うとアリサはその場からスタスタと歩き去っていた。
カノンも敵が居なくなるのを見ると、もうこの場に居る必要は無いと思い、自分の部屋へと戻って行った。
エントランスに残されたコウタは全然反省していない二人を見てふぅとため息を吐き、ベンチに座った。その横にはカウンターでミッション受付をしているヒバリがコウタの事を微笑むように見ていた。

「お疲れさまでした」
「は〜、本当ならこういう事は俺じゃなくてリーダーがやるんだけどなァ」
「でも立派でしたよ、コウタさんにもリーダーの素質はあるんじゃないんですか?」
「ハハハ、無理無理、だってリーダーってなんか堅苦しそうじゃん」

そう言って二人は笑いながら会話をしていた。
その後ろでは柱の影から二人を見つめるタツミの姿があった。

「もう、何なんですかカノンさんは!本当にいい加減にして欲しい!」

エントランスから去ったアリサは、自分の部屋へ続く廊下を歩きながらそうブツブツと呟いていた。
アリサも性格には引けない所があり、どうしても自分が悪いという事を認めたくないのだ。そもそも自分は素材集めがしたいのであって、それを邪魔したカノンが悪い。アリサは頭の中でそう考えていた。

「それにちょっと胸が大きいからって私と張り合って……許せません!」

何度も押し付け合ったせいで少し赤くなっている胸を見ながらアリサはそう叫んだ。
コレも女のプライドのせいか、何故かアリサは負けを認めたくなかった。

「もう、何ですかアリサさんは!あんな言い方しなくてもいいでしょう!」

そして別のフロアでは、廊下を歩きながらカノンもブツブツ呟いていた。
カノンは少し引き気味な性格があるが、それでも自分がただ邪魔だという風には思いたくなかった。それに彼女は少し天然な所があり、自分の誤射がそこまで酷いとは思っていないのだ。

「それに何度も私と胸を張り合って……私の方が大きいに決まってます!」

ガッと拳を組みながらカノンはそう叫んだ。
何故か二人とも、そこの事だけは引く事が出来ないらしい。

後に、この事件を「極東乳対決」と誰かが呼んだ。
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やっぱり白金さんは良い! 

まさかゴッドイーターが
来るとは思いませんでした!
廃人なので超嬉しいです!
これは続くのでしょうか?

Re: 

コメント有り難うございます黒猫さん。
ゴッドイーターは私も好きなのでついつい書いちゃいました。
続きは一応書いています。ご期待ください。

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